ながめ 詩歌 16.11.2024 春霞に沈殿してゆく緋色風が吹き飛ばしてゆく意識を両の手でしかと掴み遠き山並みの血溜まりを現と知って白波に落ちる 神苑にひと房はやし紫陽花や な消えたまひそ空透る色 石うつ水流は蓮を咲かす白鷺がじっと花菖蒲と雲の内 一覧へ戻る