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*作品に関わる部分を随時追記していきます。

三階層の世界

ニウェスアール周辺の文化圏では、世界は三階層になっていると言われている。

現定界 げんていかい

通称「定界」と呼ばれる、人々が住まう場所。我々が世界と認識している場所であり、虚国と星地の境界に当たる場所。

反転虚国 はんてんきょこく

通称「虚国」。定界が鏡写しになったような世界。まれに虚国出身のものがその証を隠して定界に紛れていると言われている。また、古くより虚国に行った定界の者は死んでしまうと考えられている。虚国に生まれたものは「魔物」と呼ばれ、忌み嫌われている。

雲上星地 うんじょうせいち

雲より上にある場所で、天界とも呼ばれる。「命を回す場所」と伝えられており、現代ではおとぎ話や作り話の類だと考える人も少なくない。天界には「神々」と「精霊」と言える高次元の存在がいるが、その姿を捉えることは難しい。

四つの魔法能力

ニウェスアール周辺に住むものは、魔力を伴う特殊な能力を保持している。
その能力は、癒(サナティオ)・天(シエロ)・武(フォルツォ)・零(ミデン)の四特性に分けられている。
能力特性によって職業の適正はあるが、必ずその方面で働かなければいけないという決まりはない。

癒 サナティオ
人を癒す力を持つ。診療、手術、調剤などを行う医療者だけでなく、人の心を楽しませる役者や歌手、芸術家にも多い。

武 フォルツォ
優れた身体能力を持つ。俊足、剣術、槍術などの他、能力者のための道具成作なども含まれる。軍人、技術者に多い。

天 シエロ
天界との橋渡しをするもの達の能力。星読みなどを行う能力だが、現代では「使えない」能力と言われ、母数も少ない。教会に務める人に多い。自然エネルギーを操る人も居る。

零 ミデン
癒・天・武のうち二つ以上の能力特性を備え、多くは生来魔力が強い。全ての能力の始祖がこのタイプだったことから「零」と呼ばれている。一般に魔術師、魔法使いと言われる人々。

魔力階級

各能力に付随して、個人に対しては魔力階級が与えられる。
上からS、A、B、Cに上(+)を付けていく八階級制であり、訓練によって成長する。
普通の人間は能力があっても初めがCもしくはそれ以下であり、成長せず衰えるのみで魔力なしと見なす。
魔力階級が高いものであっても、正常な制御ができない場合(子供などは)しばしば暴走しうる。

魔法の大地「ニウェスアール」

ミラトア王国 Kingdom of Moiratre

ニウェスアールを本土とする王国。現国王はレウェーナ・ミラトア王陛下。

九つの自治区域に分かれており、それぞれに区域色と呼ばれるイメージカラーがある。各区域の代表は枢密院の大臣が務めている。王国の南北はリーガフレド山脈で分断され、北部に主要都市が集まっている。

初代王ヴィル=シュタットにより王都・ロゼアが建都される。南部地方の中心都市はティリシュで農業が盛ん。 大陸南部の離島群のうち、アルカンナ島、マリマルロー島が王国に属している。

王国北部 自治区域
王都ロゼア Roseas

初代国王ヴィル=シュタットにより建都。北部の中心都市であり最も栄えているミラトア王国の首都。区域色は「赤」。

ニウェース聖区 Niwease

中央教会、中央病院、司法庁、研究院、付属学園、が存在するロゼアに次いで北部の主要都市であり、特別区域。区域色は「白」。

ポムファ Pomhwa

北部を流れる河川より名前をとられた地域。リーガフレドの北側の雪解け水が流れ出る。りんごが有名。区域色は「橙」。

サシュゾン Sashzong

工業地帯。リーガフレド北部採掘場に臨した地域で、古くから商家や職人たちが集まる大陸の西の玄関口。帝国キリゲイオンとの国交の窓口になっている。区域色は「紫」。

リーガフレド山脈地帯 Leaguafred

東西に伸び、大陸を分断する山脈の周辺地域を指す。鉱山資源採掘場があるため主に北側に住民が多い。南側は整備されていないため、立ち入り禁止の場所が多い。区域色は黒。

南部 自治区域
ティリシュ Tilysh

南の中心都市。南部教会を中心にして街が発展している湖水地域 。郊外は自然に恵まれており、農業・牧畜が盛ん。区域色は「青」。

エピアス Epiece

農作物の栽培が盛んで、ティリシュより南にある温帯地域。ハーブ栽培もよく行われている。区域色は「黄」。

クウェス Cwess

ニウェスアール南の玄関口。連盟諸島との交易や、漁業で栄える港町。軍の南部基地がある。区域色は「藍」。

アルカンナおよびマリマルロー諸島

アルカンナ島は本土より南の海にある。花の島と呼ばれ、花の神を尊ぶ独自の信仰がある。オレンジがよく取れる観光地。マリマルローは東側の島で、竹林が生い茂っている。区域色は「緑」。

教会 アストスキア教

あるいは星影教と呼ばれる、星輪書・ステラリベルタという経典、ニウェスアール周辺に伝わる神話に基づく天界信仰。

「神々への感謝」が信仰の中心にあり、能力・ニウェスアールへの神々への加護を祈りとする。現在では信仰者が少なくなっているものの、王家との関係が強く、文化的にも根強い影響力を持っている。

術僧じゅつそうと呼ばれる祈祷などの業務を行う役職と、主卿しゅきょうと呼ばれる寺院の責任・管理者で成り立つ。

主な施設

ミラストレ中央寺院(ニウェース聖区)
ミラストレ南部教会(ティリシュ)

王立ラナクス研究院付属学園

ミラトア王国ニウェース聖区ブラントゥーラにある三寮七年生の寄宿学校。通称「ラナクス学園」。
赤のリブラール、青のクラシセント、緑のステルクスと呼ばれる三つの寮へ組み分けテストで所属が決定する。
王国内外から集まった、12歳から18歳の子供たちが学んでいる。

授業は各魔力特性と学年によってカリキュラムが組まれている。

基本の科目

必修科目:文学、数学、社会科(学年ごとに地理・歴史・社会一般と変わる)、一般魔術

能力別選択:生物学・芸術(サナティオ)、武術・技術魔法(フォルツォ)、天文学・占星術(シエロ)、特殊魔術(ミデン)

フィクションです。実在の団体・人物とは関係ございません。
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