『星天の守り子』

現在連載中(不定期更新)
*現在公開中のすべてのエピソードは事前の告知なしに編集されることがあります

  • 0. Prelude

     祭壇の蝋燭はすでに吹き消されていた。雲一つなき夜空に、星が数多に輝いている。白い幹の高い…

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  • 1. 花の島

     八月の晴天を映し出す海の波の音が遠くで響き、花の神を讃える声が白の石畳に反射して島中に響…

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  • 2. ラナクス学園

     シャルルはディキンズ先生のあとを、トランクを引きずりながらついていった。建物は重厚な作り…

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  • 3. 組分け

     ネクタイには星の模様とSを象った紋章が刺繍されてある。受け取ってじっと見ていると、ジュネ…

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  • 4. 進級式

     正方形に近い大広間は、教会学校の校舎の敷地分ほどあるのではないかと思うほど。天井は見上げ…

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  • 4.5 「夜と昼の神々」

     神話は全て天界の話だと言うのは有名だから君も知ってるだろ。この土地を守る神様たちはみんな…

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  • 5. 与えられたもの

     ミラトア王国本土には、アルカンナ島で伝え聞くものよりも多くの神話が残っている。その中心舞…

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  • 6. 嫌われもの

    「それで、結局図書館には行けたの?」 火事騒ぎの翌朝、西の塔にあるカフェテリア。ウィルがわ…

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  • 7. 患ったもの

     暗い階段を歩いていた。登っているのか、降りているのかもわからないで、シャルルはただ足を動…

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  • 7.5 虚ろな国の民

     揺らめく星の正中である。 暗い屋敷の中は風のようなざわめきに満ちていた。 青い炎の蝋燭が…

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  • 8. 監督生と評議会

     シャルルがラナクス学園に転校してきたおよそ一ヶ月後、九月末。学園内のがらんとした広間に集…

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